五月二十一日
僕は結構モテる方だと思う。
なぜなら、モテるから。
大体3日に一回というペースで告白される。
もちろん断る。
僕が、「絶対に叶わない恋をしてしまう。」ってやつ…知ってる人はこの学校…いや、この世界には存在しない。
誰にも言わない方が平和だと、僕は知っているからだ。
言って、この学校で居場所がなくなっても別に構わないが、面倒くさい。
しかし、この僕の性癖?と、モテるということは、絡むとかなり厄介。
恋が叶いやすくなってしまうから。
さてさて、そんなことはさておき、そんな学校で今好きな人がいる。
名前は、ルイス・シャーロット。
アメリカ人で金髪の美少女。
この前、っていうか、3日前に転校してきた。
美少女だが、ほとんど日本語が喋れないので、あまり友達も出来ないようだ。
まぁ、僕は英語喋れるし普通に仲良くなった。
ついでに、同じクラスなので、わからないところなどがあれば教えている。
んで、今日…
この学校で事件が起こった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!