第4話

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2019/06/09 01:38
僕は、金川さんと両思いになった。
そして、僕は、恋という「夢」から覚めてしまった。
そして、僕は、探偵としての力を取り戻した。














3分後、僕は考えをまとめて警部さん達を集めた。
すると、警部さんが、いつもの決まり文句を言った。
「犯人がわかったって本当か!?」
そりゃ、そうでしょ。
とか、思いながら頷く。
そして、僕は、話し始めた。
「この事件…犯人はきっと、
















トランプの“ジャック”でしょう。」
そう言うと、警部さん達警察はとても驚いていた。
警部さんは、驚きつつ、こう言う。
「だが、しかし、“ジャック”の犯行はいつも綺麗に並べてあった。そこからして、ジャックの犯行ではないという、話しになったじゃないか!!」
僕は頷く。そして答える。
「スタートダッシュ効果って知ってますか?
名前の通り、何かを始めるときに、高い集中力を発揮するという効果です。
“三日坊主”って言葉は、この効果が、ある時は、頑張ってやっていたことが、効果が切れるとやらなくなるという現象です。


予想ですが、彼は、効果がある時は、綺麗に並べていましたが、効果が切れたため面倒になったのでしょう。

まぁ、でも、この根拠なら、彼が犯人と言い切れる理由には、なりませんねw

…僕が、この線を追い始めたのは、
もともと、彼の犯行からして、“ジャック”という人物は、バk…いや、単純な人だと考えていました。

何故かと言いますと、彼の起こした、4回目の事件…確か、酔っ払いのサラリーマンとその部下三人を殺した事件、彼は、酔っ払いのサラリーマンに挑発され、人目を気にせず夜の街で人を殺しました…きっと、予想外の殺人だったのでしょう。
顔は流石に見られていませんが、男であり、身長が、190cmほどだとバレてしまいました。
また、その事件でも、彼は乱雑に人を殺しました。

まぁ、他にもありますが、これが1番の決め手です。

しかも、彼の犯行…ほとんどが、“家族”を狙った犯行が多いです。きっと、何かしらのトラウマがあるのでしょう。

また、今回使われた刃物ですが、これは、切り口などからして、きっと大きな鎌でしょう。
ただ、この鎌、どうやら一度、折れたみたいですがね…





まず、鎌を使って、全員の背中切りつけ、殺害したのでしょう。
ですが、それだけでは気が収まらなかったのか、
妻の、千里さんの顔や体を鎌を使ってズタズタにした。そして、次に夫の、茂さんをズタズタにした…その時に鎌が折れたのでしょう。変な切り口がある上、近くに鎌の刃が刺さったような跡があります。そして、最後…娘の七音ちゃんを、折れた鎌で、ズタズタにしたのでしょう。七音ちゃんの切り口だけ、他とは違ったのは、こういう理由です。」
僕が思考開示を終えると、警察の人達は驚きつつ納得していた。
僕は、更にもう一つ、考えを述べる。
「…先程、“ジャック”は単純だと言いましたが、そこから考えるに、彼は、ここから近い…だいたい、半径1km圏内の人気のない廃ビルなどにいると考えられます。」
僕がそう言うと、警察は一斉に動き出し、近くの廃ビルを探し始めた。
なんと、半径1km圏内に、廃ビルは一軒しかなかった。
僕は、警察などと一緒にそのビルに入った。
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主人公の話し長くてすいません。




byあいら&ふしぎ(作者)

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