前の話
一覧へ
次の話

第3話

『回復』(K)
259
2020/04/13 03:50
ガチャ

キヨ
キヨ
ふぅ…。
こーすけ
こーすけ
どう…?
キヨ
キヨ
ずっとここにいたの…?
ドアを開けたらこーすけが待ち構えていた。

どうやら様子を伺ってたらしい。
こーすけ
こーすけ
まだ顔すら見てないから気になっちゃって…w
キヨ
キヨ
とりあえずあっち(リビング)で話すわ。
俺はこーすけの持っていた食事を横取りしてリビングへ向かった。
フジ
フジ
んで?どーだった?
ヒラ
ヒラ
なんかわかったー?
キヨ
キヨ
とりあえずは、あの子の名前はあなた。20歳だって。
フジ
フジ
20歳!?
こーすけ
こーすけ
20歳!?
ヒラ
ヒラ
若いね〜。
フジ
フジ
いやそこ!?
キヨ
キヨ
さっきよりは体調良さそう。
フジ
フジ
よかった…。ほんとに顔真っ白だったもん。
キヨ
キヨ
そんで、後でお前らのことも紹介しときたいから一緒に来て。
こーすけ
こーすけ
そーだな。
(なまえ)
あなた
あの…。
キヨ
キヨ
えっ…
俺が後ろを振り返るとあなたが立っていた。
キヨ
キヨ
ちょっ…!大丈夫なの…?
(なまえ)
あなた
はい…!全然良くなりました。
やっぱりまだ弱々しい返事をする。
こーすけ
こーすけ
あなたちゃん…?
(なまえ)
あなた
あ…!はい!初めまして!あなたです!何から何までお世話になってしまってすみません…。
こーすけ
こーすけ
いやいや!そんなことないよ!
キヨ
キヨ
紹介するわ。
俺はメンバーにチラッとアイコンタクトした。
こーすけ
こーすけ
こーすけです!
フジ
フジ
フジです!
ヒラ
ヒラ
ヒラだよー
キヨ
キヨ
まぁ、こんな感じ。
(なまえ)
あなた
皆さんのことは存じてます!
こーすけ
こーすけ
え!?
フジ
フジ
え!?
ヒラ
ヒラ
え。
あ、そーいえば言ってなかったな。
キヨ
キヨ
あ、そうそう。あなたちゃん実況見るんだって。だから俺のことも知ってた。
フジ
フジ
いやそれを先に言えよっ!
(なまえ)
あなた
ふふw
あ、笑った。

初めて見た。
こーすけ
こーすけ
具合いはどう?
(なまえ)
あなた
あ、はい!さっきよりだいぶ楽になりました…。皆さんのおかげです。
フジ
フジ
そりゃよかった!でももう少し寝てたら?
(なまえ)
あなた
あ、いや…。その…。
フジ
フジ
ん?
(なまえ)
あなた
ちょっと…お腹減ってしまって…///
フジ
フジ
ああ!
こーすけ
こーすけ
ほら〜!だから食うなって言ったのに〜!
俺のことを見ながらほれみろと言ってくる。

いつの間にか完食してたわ。
キヨ
キヨ
じゃあ作って。
こーすけ
こーすけ
作ってくるわ!
キヨ
キヨ
www
(なまえ)
あなた
いえいえ!私自分で買ってきますから!
キヨ
キヨ
ダメだって!まだ病み上がりなんだから。
(なまえ)
あなた
でも申し訳なくて…。
ヒラ
ヒラ
全然そんなこと思わなくていいよ〜。
フジ
フジ
俺らが好きでやってるわけだし。
なんだコイツら妙に優しいな。媚びやがって。
こーすけ
こーすけ
大丈夫だよ!すぐ作るから!
(なまえ)
あなた
本当にありがとうございます…。よろしくお願いします!
こーすけ
こーすけ
おう!
こーすけが料理を作ってる間に、あなたちゃんから俺らの実況の話を聞いた。
(なまえ)
あなた
キヨさんのことを知ったのは青鬼からですね。
キヨ
キヨ
やっぱりかぁ〜。
フジ
フジ
お前の代表作だもんな。
キヨ
キヨ
代表作にした覚えねーんだけどなぁ〜…。
(なまえ)
あなた
フジさんとヒラさんはキヨさんがアップしていたマイクラで知りました。
フジ
フジ
なーるほど!
ヒラ
ヒラ
キヨ経由なんだね。
(なまえ)
あなた
基本皆さんそうです!レトさんとか!
キヨ
キヨ
レトさんも知ってんのか〜。
(なまえ)
あなた
はい!
こーすけ
こーすけ
こーすけは?
と、料理を運びながら自分のことを聞いてきた。
(なまえ)
あなた
あ、こーすけさんもキヨさんからですね!
こーすけ
こーすけ
やっぱりキヨなのね!
(なまえ)
あなた
はい!わぁ…すごい美味しそう…!
こーすけ
こーすけ
でしょ〜?
こーすけは得意げにムカつく顔をする。
(なまえ)
あなた
いただきます!
こーすけ
こーすけ
召し上がれ〜。
こーすけの手料理をゆっくりと頬張る。

なんか……
(なまえ)
あなた
美味しい…!美味しいです!
こーすけ
こーすけ
よかった〜!マジでてきとーに作ったから心配だったけど…。
(なまえ)
あなた
全然そんなことないです!
そう言ってまた頬張る。

…なんだろ……。
ヒラ
ヒラ
美味しそうに食べるね〜。
(なまえ)
あなた
へ…。
動きが一瞬止まった。
(なまえ)
あなた
そうですか…?
フジ
フジ
確かに。俺も食べたくなってきたな〜こーすけくぅ〜ん。
こーすけ
こーすけ
はぁ〜?
ヒラ
ヒラ
おーれもー。
こーすけ
こーすけ
えぇ〜?食うの〜?
フジ
フジ
食べたーい!
ヒラ
ヒラ
食べたーい!
こーすけ
こーすけ
君たちは運がいい!ちょうど2人前残ってるよ!
フジ
フジ
やったー!
食うのかよ。
(なまえ)
あなた
ふふw
あ、また笑った。

ん…?

なんだ……さっきから…
その後、こーすけはフジとヒラの分の夜食を作り、みんなで食べ終えた。
(なまえ)
あなた
ふぅ〜…。お腹いっぱいです…。
こーすけ
こーすけ
そりゃよかった!
ようやくひと段落着いたし、あの事話してみるか…。
キヨ
キヨ
あなたちゃんにさ、提案があるんだけど…
(なまえ)
あなた
はい…!
キヨ
キヨ
しばらく、この家にいない…?
(なまえ)
あなた
えっ…。
キヨ
キヨ
帰る場所無いんでしょ?
(なまえ)
あなた
それは…。
キヨ
キヨ
元気になったから放り出すとかできなくてさ…
フジ
フジ
俺らで話し合った結果、あなたちゃんさえ良ければしばらくこの家に居候しないかなって
(なまえ)
あなた
そんな…!ご迷惑ですって…!
こーすけ
こーすけ
そんなことないよ!さっきも言ったけど迷惑なんて1ミリも思わないから!
(なまえ)
あなた
でも…
ヒラ
ヒラ
俺らもあなたちゃんがいたら楽しいし。
キヨ
キヨ
もしこのまま追い出して、あなたちゃんに何かあったらそれこそこっちが罪悪感で死ぬし。
(なまえ)
あなた
私…何も出来ないですし…。
フジ
フジ
じゃあ、俺らのお手伝いさんってことでどう?
(なまえ)
あなた
お手伝い…
フジ
フジ
そそ!編集とかは頼まないけど、宅配の受け取りとか、整理とか、裏方さん!
(なまえ)
あなた
裏方…
キヨ
キヨ
いいじゃんそれ。
こーすけ
こーすけ
おう、いいと思う!
ヒラ
ヒラ
そーしよそーしよー
(なまえ)
あなた
でも…私どんなご迷惑をおかけするかわからないし…。
キヨ
キヨ
だから迷惑じゃないって。
(なまえ)
あなた
…はい…。
あなたちゃんは少し黙ったあと答えを出した。
(なまえ)
あなた
じゃあ…皆さんがそれでいいのなら…。お言葉に甘えます…!
フジ
フジ
やったー!
ヒラ
ヒラ
やったー!
こーすけ
こーすけ
よし!
なんだろう…。

ちょっと嬉しいかも。
こうして最俺ハウスに新たなメンバーが追加された。

プリ小説オーディオドラマ