第47話

修学旅行ー遊園地編2ー
1,592
2022/04/14 14:02
結局私が根負けして、一緒にお化け屋敷に行くことになった。

けど!
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
ほほほほほんとに行くの?!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
今更?
やっぱり、怖いもんは怖い!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
腕ずっと掴んでていいから、な?
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
……なにその無自覚イケメン!ずっる!もう行ってやるわよ!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
よしっ、じゃぁ行くぞ。
澄晴の腕をガシッと掴みながら私は奥の方に進んでいった。
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
まだ、暗いだけだし……!
そう自分に言い聞かせつつも、出だしからすごく怖い。

足元の砂?みたいなのはいちいち音をたてるし、照明は薄っすらと点滅してるし、埃には手の跡とかあるし、ほんとにこれ現実?
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
も、もぉ無理……。
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
早くない?
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
いいじゃん!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
何も出てきてないよ?
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
でも、でもぉ!
すると2つの扉が目の前に出てくる。
片方には絶望の間、片方には疑念の間と書かれていた。
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
選ぶのっ……?!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
どっち行く?
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
どっちも嫌!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
じゃ、俺こっちにするから。
そう言うと澄晴は絶望の間に進んだ。
なんかやけにずかずかと。

もしかしてだけど、ホラーは怖くないタイプの人間なの?!
そう思いつつも絶望の間に入ると、さっきの暗さは生温いほど、真っ暗だった。
カタカタと奇妙に鳴る音、風が窓にぶつかる音、おそらく先に進んでる人達の悲鳴、本当に絶望感を感じる。
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
ひぃぃぃ……!
数歩出ただけで、腰が抜けそうな勢いでビビってた。
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
何も出てないって…w
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
だって、だってカタカタ言うし、変な音するし!
ビビりながらもゆっくりと前を進むと、後ろから一際大きなガタッとした音がした。
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
ぎょわぁっ!
つい、音の方を振り返ると目の前には首吊りロープに括られた人形が無数にあった。
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
ぎゃぁぁぁぁぁっ!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
ビビり過ぎだってw
_瑠井宮  七花@るいみや  ななか_
瑠井宮 七花るいみや ななか
なんで怖くないの?!これが!
私が必死に澄晴に恐怖を訴えかけているのに、等の本人ときたらめっちゃケタケタ笑ってるし何なの?!
_青城  澄晴@せいじょう  すばる_
青城 澄晴せいじょう すばる
いいから進もうぜw
そのまま半ば強制的に進むと少し広めのエリアに出てきた。

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