最初は抵抗する智洋も、
優しく包み込むように抱き締めれば、
まるで子供のように縋ってくる。
ねぇ…智洋、
グス…ッ、ん…、?
わたし、ね…
智洋の言った言葉、
よく分かんないんだけど…
…やろうなぁ…ズッ
でも…
綺麗って言ってくれたり、
私の無垢?なところ好きだよ
って言ってくれたりする、
優しい智洋が私は好き
…、!
ちょっと冷たいし
口悪い時もあるけど…笑
智洋が自分の気持ちを不器用ながら
一生懸命に伝えてくれるところ、
わたし大好きだからね
…は…、笑
ほんまに…
ずるい…
えぇ、?笑
あなたの…
そういう、ところに…
どんだけ救われてきたかなぁ…っ
…とも
、!
ん…っ、!
…きっと泣いてて感情が、
追いついてないんだろうな。
智洋にされたキスは少し荒っぽくて、
噛み付くようなキスだったけど、
でも、その中にちゃんと、
私を ' 想ってる ' って気持ちが伝わってくる。
___ だからきっと、こんな荒っぽいキスでも、
こんなに気持ちいいんだ。
ドキドキと高鳴っている胸の音を
彼に悟られないように隠しながら、
そんなことを考えていた。
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