10月25日(木)______
今日は烏野高校男子バレー部
宮城県代表決定戦 1日目
代表決定戦は、今日から3日間で行われる。そう、3日後には春高の宮城県代表校が決まるのだ
凄く、凄〜く!応援に行きたいけど、大会1日目、2日目は平日なので残念ながら私達は行けない…(涙)
一応受験生なので、授業優先というわけだ…
せめて応援している気持ちを何か形で伝えたくて…昨日大地に御守りを渡した
あなた「試合、頑張って!」
そう言って御守りを手渡すと大地は照れ臭そうに、はにかんだ笑顔を見せる
「サンキューな。試合が終わったら結果は必ず連絡するから!」
受け取った御守りを握り締めながら約束してくれた
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今日の大地達の試合は第三試合って聞いている
そろそろ、試合始まったかな……
試合が気になる。さっきから時計ばかりをチラチラ見てしまう
先生「………で、この訳は____________。
ここ、間違えやすいから………」
気になって、先生の話なんて全く耳に入ってこない……
皆の調子はどうかな?
私がソワソワしても仕方ないのに……私が落ち着かない!!
あなた「(____________、っ!!)」
ポケットに入れていたスマホの振動を感じてそっと取り出す。画面を確認する
あなた「(____________あ、大地から!!)」
澤村『今日の試合勝ったよ!明日、準々決勝進出!!____________必ず、明日も生き残る!』
あなた「(____________ヨッシ!!)」
机の下で小さく拳を握る。すぐに大地にメッセージを返す
あなた『良かった!おめでとう!!明日も頑張って!』
あ〜…。明日は明日で、また落ち着けない…
澤村 side
____________代表決定戦一回戦 vs 条善寺高校
何と言うか…遊び心満載?なチームだったな…
影山が顔面ブロックで鼻血出したし
影山、日向コンビが力んでバタついたりしたけど____________
先ずは一勝!!
試合後、あなたに結果を知らせる
澤村『今日の試合勝ったよ!明日、準々決勝進出!!
____________必ず、明日も生き残る!』
すぐに返事が返って来た
あなた『良かった!おめでとう!!明日も頑張って!』
澤村「(おいおい…今、授業中だろ……)」
携帯の時間を確認しながら、いつもの教室に座るあなたの姿を思い出して口元が緩んでしまう
まぁ…気に掛けて貰ってたってのは、嬉しいけどな
菅原「大地?……なぁにニヤニヤしてんだ?
あ、藤原だべ!」
澤村「____________、なっ……ち、ちが…わないけど…」
横からスガに見られていた。ニヤついていた姿を見られた事に恥ずかしくなる
田中「____________っ、だ、大地さん!マジっすか!?
あ"ーーーーーー!やっぱり!その…お、お、おま、御守り、、りぃ〜〜〜」
西谷「やっぱ大地さん、さすがっすね!彼女さんからの御守りっすか!?」
縁下「御守り?あ〜…田中の憧れですね」
大地「……お前ら!うるさーーーーーーい!!!!」
「「「「「____________、!!」」」」」
まったく……
携帯をしまい、ゆっくり深呼吸を一つ
よし!明日も負けない!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!