澤村「結局音駒とは三試合やって。で、1セットも取れなかった……
でも仕方ないな。俺達は顔を合わせたばっかの面子で、デコボコでちぐはぐ
でも壁にブチ当たった時はそれを超えるチャンスだ!
だから今さ、皆…超ー!気合い入ってんだ!!」
IH予選は近い
練習で相当疲れていると思うんだけど、そんな素振りは見せずに大地はバレー部の様子を楽しそうに話してくれる
澤村「でさ、コーチも……
あ、前に言ったっけ?______前監督のお孫さん
坂ノ下商店の鵜飼さんっていうんだけど______
音駒との練習試合後もコーチ続けてくれる事になってサ
いや〜…。鵜飼さんって、ズボラっぽいのに色々調べてくれてたりして
意外と……って言ったら失礼か。うん!頼れるコーチだ!!
で、まずは目の前の一戦を絶対に獲る!!
そんで、勝って勝って______もう誰にも"飛べない烏"なんて呼ばせない!!」
あなた side
大地にとって高校最後の夏______
思いっきり頑張って欲しい!
あなた「あっ!そうだ!!これ……応援してるからね!」
"神頼み"______って、それまでの努力を最後の最後で人任せにするみたいで実はあんまり好きじゃなかった……
でも、何かが心の支えになって
大地やバレー部の皆のパワーが最大限に引き出されるのなら……
都合が良いと言われるかもしれないけど、少しは頼ってみようと思った
今まで頑張ってきた大地の全てが出せますように
______大地の夢が叶いますように
願いを込めて、御守りを大地に手渡した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。