私は広臣を困らせるために、岩田くんにキスをした。
広臣……怒ってる?
私をこうさせたのは広臣じゃん……!
今……それ聞くなー!
…………今、私はどういう立場?
自分から地雷を踏みに行って……自分を傷つけたんだ。
ポロポロ…………
あれ?なんでだろ。目から涙が出てきてる…………。
おかしいなぁ
岩田くんに腕をひかれ、その場を離れた。
もうどうでもよかった。
広臣の眼中にわたしなんかいないんだ。
少しは期待……してたのに。
(~ある場所~)
どのくらい走ったかな……。
色々疲れた……。
目の前には……なんかでかい家が、あるけど。
まさか?ここじゃないよね?てか、ここどこ?
ガチャッ!
え?なんかでっかい門が空いたけど。
まさか、岩田くんの家は大きいって聞いていたけど、
こんな豪邸だったなんて…………正直なめてた。笑
広っ!落ち着けないよ……。
でも、岩田くんのおかげでちょっと心が落ち着いたかも……。
🚪ガチャッ!
ドサッ!
岩田くんが私の上に乗ってきた。
身動きが、取れない……!
岩田くんが目を瞑って私に何かを求めてきた。
多分……『キス』。
チュッ…………
✄--------------✄
お気に入り100突破しました!⭐
読者の方がいるからここまでかけたんだと思います!
ありがとうございました💕✨
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!