────〜広臣side〜────
(会議室)
今日はあいつ、来ないんかな。
やっぱり拗ねたかな……?
俺、なんで意地悪しちゃうんだろ。
こんな自分が嫌だ......!
………………
この時間、旧校舎には誰もいないはずだけど。
今、なんか声がした気が……。
ガタッ…………
行ってみるだけ、行ってみようかな。
(〜理科室〜)
理科室を覗いた。
中に人はいなかったけど、準備室のドアが空いていた。
声がした方に行った。
そこには……2人の 男女があった。
なんで…………楓が!?
しかも、上半身 裸。
俺は岩田に殴りかかった。
でも、岩田は俺の拳を手でとめた。
こいつ、分かってるくせに…………!
でも、もし俺がこいつとあってることが知られたら...
そう言うと岩田は、何かを俺に見せてきた。
……俺と楓がキスをしてる所だった。
……もしバレたら...楓が危険な目にあうかもしれない。
こいつにだけは、迷惑かけたくない、けど…………!
岩田にだけは……奪われたくない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。