第6話

よん
7,112
2021/05/09 04:29
私たちは、あのヘドロみたいのに向かっていく。


相手はヘドロ。

私は水。


…さあ、どうする?
あなた
うーん…
とりあえずやってみるのみ!

と、心の中で自己完結し、私はヘドロに飛びかかる。


手のひらから水を出し、範囲を狭くして水圧を強めてみた。


すると、ヘドロの中に穴があく。



緑谷がそこから手を突っ込んで勝己を掴んだ
緑谷出久
緑谷出久
うっ…
緑谷出久
緑谷出久
かっちゃん!!
爆豪勝己
爆豪勝己
なんで!!てめぇらが!!
あなた
足が勝手に動いたの!!
……それ、は…
緑谷出久
緑谷出久
足が勝手に!
…なんでって…よく分かんないけど!!!
緑谷出久
緑谷出久
君が
緑谷出久
緑谷出久
救けを求める顔をしてた
あなた
えっ、マジか、出久かっこよ
そう言ったあと、私は一気にジャンプする
あなた
ちょっと出久!退いて!!
緑谷出久
緑谷出久
え?!
出久は勝己の腕をつかんだま動こうとしない


どうやら、ヘドロが勝己から離れないらしい
あなた
…チッ
私は手のひらをヘドロの方に向け、精神を集中させた
あなた
ふぬっ
その瞬間、手のひらから無数の、ものすごい勢いの水が出てくる


水圧は十分なはず…


すると、ヘドロがブワッと散っていき、勝己と出久は開放された。


私はその水の水圧に支えられて空中にいたままだったので、ゆっくりと水圧を弱めて地上に着地する
あなた
ふぅ…
疲れた。
オールマイト
あれ、終わっちゃった…?
後ろをむくと、オールマイトが呆然として、目を見張っている。



次の瞬間、視界が真っ暗になった。

もう歓声も聞こえない。


脱水症状だな…


私はそこで意識を手放した

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