自分の部屋に入ると、私のベットの隣に布団が1セット
布団を畳んで戻そうとすると、下からお兄ちゃんとマネオッパが一生懸命ユンギさんを運んできた。
私の部屋には、寝るユンギさんと唖然とする私だけが取り残された。
急に立ち上がったと思ったら、1歩ずつ私に近づいてくる。ユンギさんが1歩進む事に、私は1歩下がる。
足がベットに引っかかって、バランスを崩した。そのまま、倒れそうになる。衝撃に備えて目を閉じて、しばらく経っても何も感じなかった。
下にひいてある布団の上にユンギさんは仰向けになっていた。その上に私が乗っている。どこうとしても、腰に回った腕が邪魔で退けない。
完全に酔いがさめたのか、ユンギさんは完璧に面白がっている。
腰に巻きついていた手が退けられると、私は直ぐにユンギオッパから離れた。
片方の口角を上げて笑ったユンギオッパはそのまま布団に潜り込んだ。
めっちゃムカつくっ!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。