その夜
私は溜息をつきながら、スマホと睨めっこをしていた
これから私は『あの人』に3年ぶりに連絡を取らなければいけない
何が嫌かって?
『あの人』は、私よりも年上なもんだから、上から目線を私にだけしてくる
小さい頃は
的な事を言っていたらしいが、今だと…
という感じです笑
ま、あの人のせいで私はジャニーズに興味を持たなくなった
時計を見るともう21:00
明日から花が練習をしたいと言っていたから連絡をしなければならない
私は渋々スマホに文字を打った
こんなもんかな?
すごい他人行儀だけどね笑
ピコンッ
見ると、もうあの人から返信が…
私は恐る恐るロック画面をつけると…
『ちぃ』
私は画面を開けた
ほぉら!嫌な人!
最後の1文さえ無ければ…!
よし、これで私の任務は終了!
安心したせいか、私はそのまま眠りについた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。