第63話

🍀 〜轟side〜
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2021/03/10 07:30
you🕊
you🕊
ごめんなさい…
you🕊
you🕊
ごめんなさい…!

目の前で震えながら謝っているあなたは、すごく小さく、幼く見えた。
轟 焦凍
轟 焦凍
あなた、大丈夫だから_
you🕊
you🕊
怒らないで…!!!


あなたが何に脅えているのかは、正直全く分からない。
でもその対象が、俺じゃないことは分かった。


いくら名前を呼んでも、拒絶される。

次第に自分がどうしたらいいのか分からなくなってきて、焦りが生まれてくる。
轟 焦凍
轟 焦凍
あなた、落ち着け、俺は怒ってないから_
you🕊
you🕊
お願い、嫌わないで…!!

顔を隠すあなたの両手から、涙が溢れている。


その痛々しい姿に、
俺はいてもたってもいられなくなった。
轟 焦凍
轟 焦凍
あなた!!


あなたを覆うようにして、抱きしめる。

まるで俺の声が聞こえていないような様子のあなたに俺の声が届くように、、

俺はあなたに出したことがないくらいの声量を出した。
you🕊
you🕊
あ…
you🕊
you🕊
とど、ろき…くん……

まるで蚊の鳴くような声で、俺の名前を呼んだあなた。
轟 焦凍
轟 焦凍
あぁ、俺だ
轟 焦凍
轟 焦凍
大丈夫、俺はあなたのことを嫌ったりしてねぇ



そして言いながら気づく。

俺は、あなたのことが好きなのだと。
あなたが弱っているのを見ると、胸が締め付けられるように苦しい。

轟 焦凍
轟 焦凍
だから、

こんなに近くにいるのに、俺はあなたの苦しみに、
何一つ気がついてやれなかった。

悔しさでどうにかなりそうだ。
ならせめて、今からでも、


轟 焦凍
轟 焦凍
もう、謝るな
あなたの力になってやりたい。

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