第65話

🍀
2,711
2021/03/13 00:27
you🕊
you🕊
わ、私…!!
you🕊
you🕊
いつも"おしとやかに"って言われ、てっ…!
轟 焦凍
轟 焦凍
…おう
you🕊
you🕊
大声だって出せな_出せなくなっちゃうし…!
轟 焦凍
轟 焦凍
…おう
you🕊
you🕊
唯一おしとやかじゃなく話せたあの子も
you🕊
you🕊
…引っ越しちゃうし…!
轟 焦凍
轟 焦凍
…!
轟 焦凍
轟 焦凍
…おう
you🕊
you🕊
優しくしてくれた轟くんにも…
you🕊
you🕊
こんな、醜い感情を…!!


次々に、思いが溢れていく。
私の言ったことの8割は理解出来ていないはずなのに、轟くんは優しく聞いてくれて。


真っ黒な感情も、いつの間にか消えていた。


轟 焦凍
轟 焦凍
俺は…情けねぇ話、あなたの考えてること全部は分かんねぇけど…
轟 焦凍
轟 焦凍
…その醜い感情ってのは、間違った意見じゃねぇと思う
you🕊
you🕊
…!!

静かに話し始めた轟くんの穏やかな顔を見て、自然と目が最大限見開かれた。
轟 焦凍
轟 焦凍
きっと、それがあなたの本心で、
轟 焦凍
轟 焦凍
その感情を否定できる理由なんて、どこにもねぇ。
you🕊
you🕊
…轟くん_
轟 焦凍
轟 焦凍
それでも、あなたは優しいから…
轟 焦凍
轟 焦凍
ちゃんと…優しいから。
you🕊
you🕊
…そんな、こと…!
轟 焦凍
轟 焦凍
無くねぇよ
轟 焦凍
轟 焦凍
それとも……




『俺のことは、嫌いになっちまったか?』



そう言った轟くんの笑顔は優しく、悲しそうで_
you🕊
you🕊
そんなわけないじゃん!!!
轟 焦凍
轟 焦凍
!?
you🕊
you🕊
私、轟くんのこと大好きだよ!?
you🕊
you🕊
嫌いになるわけない!!!


思わずそう叫んでいた。






そう、



"叫んで"いたのだ。

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