わ、私…!!
いつも"おしとやかに"って言われ、てっ…!
…おう
大声だって出せな_出せなくなっちゃうし…!
…おう
唯一おしとやかじゃなく話せたあの子も
…引っ越しちゃうし…!
…!
…おう
優しくしてくれた轟くんにも…
こんな、醜い感情を…!!
次々に、思いが溢れていく。
私の言ったことの8割は理解出来ていないはずなのに、轟くんは優しく聞いてくれて。
真っ黒な感情も、いつの間にか消えていた。
俺は…情けねぇ話、あなたの考えてること全部は分かんねぇけど…
…その醜い感情ってのは、間違った意見じゃねぇと思う
…!!
静かに話し始めた轟くんの穏やかな顔を見て、自然と目が最大限見開かれた。
きっと、それがあなたの本心で、
その感情を否定できる理由なんて、どこにもねぇ。
…轟くん_
それでも、あなたは優しいから…
ちゃんと…優しいから。
…そんな、こと…!
無くねぇよ
それとも……
『俺のことは、嫌いになっちまったか?』
そう言った轟くんの笑顔は優しく、悲しそうで_
そんなわけないじゃん!!!
!?
私、轟くんのこと大好きだよ!?
嫌いになるわけない!!!
思わずそう叫んでいた。
そう、
"叫んで"いたのだ。
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favorite 567,059grade 15,822update 1日前
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