第18話

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2021/02/16 10:10
寮について、部屋に入ると新着メッセージが届いていた。
you🕊
you🕊
…轟くんからだ。
『また、辛くなったら連絡しろよ』



たったそれだけの文面だったけど、轟くんの優しさが身に染みて、また泣きそうになってしまった。



『うん。今日はありがとう。助かった。』



それだけ送って、私は久しぶりに、深い眠りについた。








次の日、私は盛大に遅刻をかまし、さらにレポートも忘れるという大失態をおかした。
先生にもたっぷり叱られたけれど、何故かこれまでのように酷く落ち込んだりはしなかった。


you🕊
you🕊
きっと轟くんのおかげ、だよね…

心の中で、改めて轟くんに感謝しながら、私は本日初めての授業である6時間目の授業に急いだ。





寮に帰ると、メールが来ていた。



『これから救助訓練があるらしい。救助のことは詳しくねぇから、学校終わったらわかんなかった所聞いていいか。』

昨日私が医者を目指しているということを覚えていたのだろう。

断る理由なんてないので、すぐに返事をした。



『全然いいよ👍🏻✨昨日のカフェに居るから、そこで会おう❕救助の参考書も持っていくね📖』



普段絵文字なんて使わないくせに、少しでもいい印象になりたい、だなんて思ってしまって、

柄にもなくゴテゴテした文面になる。
引かれないかな?なんて不安になりながら、送信ボタンを押したのだった…

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