第3話

第2話
386
2020/09/07 14:51
そうこうしてるうちにシゲは旅行の準備を整えていた。あとは出発するだけ。
執事
執事
ご準備出来ましたでしょうか
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あなたパスポート持った?
私
うん、持ったよ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
じゃあなんもないか
シゲの私服は相変わらずオシャレで、香水もつけてて、とにかく学生の頃から変わらない。とてもかっこよかった
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
どうした?俺の事そんなにじっと見て
私
シゲかっこいい
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
そんなの知ってるよ
私
うるさい(チュッ)
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
珍しいね、そっちから来るなんて
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
じゃあ、行こっか
私
うん
執事
執事
それでは空港へ
シゲはその後なんでもないようにプライベートジェットに乗った。
私
シゲの家っていっつもプライベートジェットなの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うん、小さい時から大概そうだったよ。なんで?
私
いや別に、なんか普通でしょってテンションで乗ったからいつもなのかなぁと思っただけ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あなたの家は違うの?
私
シゲもしかして全日本国民がプライベートジェットだと思ってる?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
え?違うの?
シゲは根本的な部分が人とずれている。何をするでも私とは少し考え方が違う。
私
いや、プライベートジェットなんて普通は乗らないんだよ。シゲの普通は、金持ち目線の普通だから
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うーん、わかんないや。だってもうずっとその生き方で生きてきてるから
私
まぁそうだね(笑)
そしてその後、何時間も、夜もずっと話していると
執事
執事
もうそろそろ着きますよ
これからがほんとに楽しい旅の始まりだ。

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