第7話

世良 里津花 ♡
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2019/08/03 12:39
今日はオフ
君とゆっくり過ごす予定のはずなんだけど

君は今、キッチンで食材と戦闘中

俺の誕生日に手料理を振る舞ってくれるらしい
気持ちはとっても嬉しいんだけどね、

これは大さじ一杯で、小さじ半分?
半分ってこれくらい...あ、フライパン!

かれこれ、2時間この調子で...

里)手伝おうか?

この申し出も何回目かな?

大丈夫!里津花は座ってて!

里)はぁーい。

大人しくソファに戻る....のも限界だよね。

里)はい、お手伝い入ります!

えっ!

スパンとキッチンに乗り込む、
これ以上1人にしないで欲しいんだよね。

里)君の手料理も嬉しいんだけど、一緒に作った方がもっと嬉しいんだよ?

そうだね、一緒に作ろうか。

やっと完成した料理とお酒を楽しみつつ、
君からのプレゼント、

里)これ、お揃いのマグカップ?

うん、この前雑貨屋さんで見つけて買っちゃった。

里)可愛い、嬉しいよ。
そうだ!志季にコーヒー貰ったんだ、折角だし淹れてあげるね!

さっそく、お揃いのマグカップの出番に
浮かれながら、コーヒーを注ぐ

里)はい、お待たせ。

ありがとう、ご機嫌だね。

里)そりゃもう、大好きな君と誕生日を
こうして過ごせるんだからね!

マグカップを並べて、

里)これからも、俺たちは2人でワンセットだから....俺を1人にしないでね..チュ!

絶対だよ?


終わり

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