大介「入って〜」
と風呂上りの彼が出迎える
「髪の毛濡れてるじゃん、風邪引くよ?」
大介「あなたが乾かしてくれるかなぁって!」
「そんなとこだろうと思ったよ笑」
彼の部屋にドライヤーを持って上がった
そして彼の髪の毛を乾かし始める私
「明日、楽しみだな〜」
大介「あなた以外にファンサしないから!」
「いやして?バレちゃうよ?」
大介「うぅ…」
彼がちょっとしょんぼりしたので
「私ね、大介がアイドルしてる姿も好きだよ?」
「みんなに元気与えて、笑顔にして…本当に素敵だと思ってるよ」
「そんなアイドルの大介をいくら彼女でも、独り占めはできないよ」
大介「ふふっ、ありがと」
と彼はご機嫌になった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。