第30話

☆。27 *・゜
314
2021/08/01 13:00
あなたの下の名前said
ふと、思い出すのを辞め
窓に目を向けると、外はもう真っ暗になっていた
この調子だと、ぐりも帰ってきてるんだろうな
気を使わせてしまったな。
ぐりには、過去の話をしていない。
ぐりとの関係は、
あくまでも契約上のものでしかない
契約が破棄されれば、赤の他人となる









出かけるために、着替えをする。
向かう先は、お墓。
誰かに会っても正体がバレないように、
軽く変装をする。
と言っても、普段付けない
イヤリングと、ネックレス
そして、フードを被る
神楽(なまえ)
神楽あなた
いいかな…。
それだけでも、雰囲気は全然変わる
ワンチャン、ぐらにもバレない説‪w









行くか。
神楽(なまえ)
神楽あなた
行ってきます
ガチャ







お母様とお父様が亡くなったのは
知ったのは、3日後だけど実質上は今日
ななもりさんも、破壊神を受けたのが今日に
なってからすぐで、息を引き取ったのが
23時頃
死ぬまでの数時間にななもりさんは
たくさんのことを残してくれた。
私にも。きっと、仲間にも。







まず、お母様達のお墓に着いた
お花を添え、手を合わせる。
神楽(なまえ)
神楽あなた
(お母様、お父様。お元気ですか?)
神楽(なまえ)
神楽あなた
(私は…。)
神楽(なまえ)
神楽あなた
(……また、来ますね。)
次は、ななもりさんのお墓。
偶然にも、ここからあまり遠くない。


















神楽(なまえ)
神楽あなた
紫月ななもり。か
命日にも関わらず、お花はまだ無かった。
仲間はまだ来てないのか。
ななもりさんの年齢を考えれば、
仲間も同じ高校生だろう。
実は近くにいるんじゃないか。
と考えると、正直ゾッとする。
こんな私が、生きていていいものか。



でも、私はななもりさんとの約束を

















守りたいから━━━━━。

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