第8話

わるい子
2,525
2018/09/16 01:26
理科室から出て 、下駄箱へ向かうと 。


紫「あ 、戻ってきた !」


『 …… 紫耀 、先帰ってて言ったじゃん』


紫「別にいいじゃん !早く帰ろ !!」


『はいはい 、』


素早くスニーカーに履き替え 、紫耀の後を追った 。





紫「 ……… あなたは好きな人いるの ?」


『え 、なに急に』


紫耀から聞かれたことなんて一度もないその話 。


紫「ただ 、幼馴染として知りたいだけなんだけど」


『別に知らなくてもいいじゃん』


紫「だって 、あなたの好きな人に誤解されちゃうかもしれないよ ?」


『確かに 、そうだけど』


紫耀と廉は違う 。


だけど 、廉がさっき言ってた 。


"俺から離れんといて"


だったら 、紫耀と一緒に帰るのもやめた方がいいのかな 。


紫「で 、あなたは好きな人いるの ?」


『 …… いる』


紫「 ……………… それって 、永瀬先生 ?」


『え 、』


紫「ごめん 、俺さっき見ちゃって」


"あなたと永瀬先生がキスしてるところ"


そう言われた瞬間 、ハッとした 。


どうしよう 。


どうしよう 、どうしよう 、どうしよう 。


絶対にバレちゃいけない秘密 。


廉と私の秘密なのに 。


『 ……… お 、お願い紫耀 。そのことは絶対誰にも言わないで』


自分でも信じられないくらい声が震えてる 。


紫「いいよ 。でも ……… 」


紫耀は私の耳元で呟いた 。


『え …… ?』


紫「バレたくないんでしょ ?だったら 、これくらいできるよね」


『っ 、』


紫「ほら 、行くよ」


そう言って私の手を引く紫耀 。


私に拒否権なんてない 。


だって 、秘密を握られたんだから 。









紫耀の家に入った瞬間壁に押し付けられ 、口を塞がれる 。


『んっ』


紫「ふ 、っ」


いつの間にか指と指が絡み合い 、深いキスに変わっていく 。


『しょっ 、やめ 、』


紫「うるさい 、黙って」


一度唇を離して 、もう一度重ねる 。


それが何度も繰り返された 。


紫「あなた 、いい ?」


『っ 、』


紫耀の手が制服にかかる 。


紫「やっぱベッド行こうか」


私の首と膝の裏に手を置いた紫耀は 、軽々と私を持ち上げた 。


禁断の時間が 、始まる 。









"俺と 、付き合って"

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