第11話

いい子
2,473
2018/09/19 22:49
それから2ヵ月後 。(飛びすぎだわ


私は紫耀と待ち合わせをして 、学校に向かった 。


『 …… 紫耀 、あの』


紫「ん ?」


『別れて 、くれない ?』


紫「はっ ?あの秘密 、ばらしてもいいの ?」


『紫耀こそ 、いいの ?このこと』


私はスマホの画面を紫耀に見せた 。


紫「 ……… !!!」


『紫耀って 、万引きしてたんだ』


紫「 …… チッ」


紫耀は私を睨んだあと 、走っていった 。





『はあ 、体育か』


私が大っ嫌いな体育 。


体操着に着替えつつ 、独り言を呟く 。


最近体調が悪く 、食欲もない 。


たまに吐きそうにもなって 、何より酷いのが頭痛 。


今日は特にやばいし 、体育を乗り切れるかどうか 。


『でも 、頑張るしかないよね』


先「今日は長距離走だからな 。女子は1000m 、男子は2000m !」


1000m ……… できるかな 。


先「まずは女子からだ !位置につけー」


周りに流されつつも 、スタート位置に立った 。





500mを過ぎたところで 、突然ズキンッと痛む頭 。


『っ …… !』


思わず立ち止まり 、頭を押さえる 。


痛みはどんどん酷くなると共に 、ふらつく足元 。


そしてボヤける視線 。


グラリと視界が揺らいだのを合図に 、私は地面に倒れ込んだ 。









『 ……… ん 、』


「あなた !!(ガラッ」


『え 、廉 !?』


勢いよく保健室に入ってきた廉は私を見て 、小さく溜息をついた 。


「 ……… もう 、なんやねん」


『なんやねんじゃないから』


「いやだって !めっちゃ心配したんやで !?」


『それは 、、、ありがとう』


「で 、大丈夫なん ?」


『大丈夫』


「ほんまに ?」


『 …… ちょっと気になることがあって』


「わかった 、家で聞くわ 。まだ仕事中やから」


そう言って廉は仕事に戻っていった 。


『どうしよう ………… 』









「ただいま〜」


『あ 、おかえり』


「はぁ 、疲れたー !!」


『お疲れ様』


ソファで項垂れる廉にそっと 、温かい珈琲を持っていく 。


「お 、ありがとう !」


一口珈琲を啜れば 、満足そうに微笑む廉 。


『ふふ 、』


「それで 、気になることってなに ?」


『あ 、えっと 、嫌だったら言っていいから』


「わかった」


『 ……… 妊娠 、した』


「え ?」


『全然生理がこなくて 、おかしいなって思って病院行ったらそうやって言われた ……… 』


「 ………… よかったやん」


『へ ?』


「やって 、あなたと俺の子供やろ ?」


『でも 、学校とか !』


「休めばええ 。成績とかは俺がなんとかしたる」


『じゃあ 、廉のお父さんは ?高校生と付き合ってるって 、妊娠したって言ったらどうする ?』



「平気平気 、もうあなたとのことは言ってあるし」


『え !?!?』


「それに 、妊娠したって言うたら喜ぶと思うで ?父さんは世継ぎが欲しいってずっと言っとったから」


『よかった …… 』


「大丈夫やで 、安心し」


そう言われ 、廉に抱き締められた 。

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