第7話

いい子
2,510
2018/09/13 10:47
廉との休日は風のように過ぎて 、また学校 。


?「あなた〜〜 !」


『紫耀 、うるさい』


紫「そう ??普通じゃない ?」


『それが紫耀の普通でも 、私にとってはうるさいの』


このうるさいやつは 、幼馴染の平野紫耀 。


信じられないくらい馬鹿だけど 、元気と運動神経だけはあるみたい 。


もちろん紫耀にも廉とのことは言ってない 。


だって 、秘密だもの 。


先生と私だけの 。









紫「あなた 、あれなんて読むの ?」


『あれは 、二酸化炭素って読むんだけど 。まさかそれも読めないの ?』


紫「うん」


『はぁ ……… 』


どうやらこいつは重症らしいです 。


「 ………… は 、?」





紫「あなた 、一緒に帰ろ !」


『紫耀 、部活は ?』


紫「今日ない !!」


『そう 、じゃあ帰ろ ……(ピコンッ』


突然 、私のスマホの通知音が鳴った 。


……… 廉からだ 。



"理科室来て"



ほんと 、用件しか言わないよね 。


"わかった"とだけ返事をして 、スマホをしまった 。


『紫耀ごめん 、用事あるの忘れてた 。先帰ってて』


紫「はーい 、じゃあまたな」


『またね』


紫耀と別れて 、ひとり理科室へ向かった 。





『廉〜あれ 、いない ?? ……… きゃっ 、』


突然誰かに引っ張られて 、壁に押し付けられた 。


「なあ 、なに仲良さそうに話してるん ?」


『廉 …… 』


「ちゃんと答えて」


『 …… 紫耀は幼馴染なの 、いつも言ってるでしょ
恋愛感情なんて持ってるわけないじゃない』


「それでもいやや 、俺が見てる前で話さんといて」


『んっ 、』


強引に唇を重ねる荒々しいキス 。


何度も何度も角度を変えて 、繰り返される 。


ひたすらキスをする廉の目に私は映っていない 。


『 っ 、ふ』


「ん 、」


息が続かなくて 、空気を吸おうと口を開けた瞬間に入ってくる舌 。


『ぁ 、れっ 、』


もう 、無理 。


思わず廉の胸を叩けば 、大人しく離れてくれた 。


『廉 、急にどうしたの ?』


「 ………… お願いやから 、俺から離れてんといて」


廉は儚く 、今にも消えてしまいそうな声で言った 。


「怖いねん 、俺」


『 ……… 大丈夫だよ 、大丈夫だから』


廉はひとりじゃない 。


そんな思いを込めて 、廉を抱きしめた 。




紫「 …………… あなた 、」


紫耀が見ているとも知らずに 。


プリ小説オーディオドラマ