第60話

理想が判断が
4,893
2020/01/30 11:37
"どうして俺だけが"
かつて鬼達はA08-63へ向かっていた
なのに…
家族はみんな鬼に殺された
俺だけが生き残った___
オジサン
ハッ
オジサン
行くぞ
眠い
夜中に鬼に襲われ昨日、一昨日私達はろくに眠れなかった
レイ
(只者ただものじゃない)
身のこなし、危険の察知、鬼への対処、銃の腕
エマ
お昼ご飯…全然見つけれないね
(なまえ)
あなた
うん…
私達はシェルターから持ってきた食料を分けた
ありがとうみんな
弾丸もセーブ出来ている
座標も順調、鬼の逃げ方も分かってきた
オジサン
(しぶといねぇ)
オジサン
(ペースも予定通り。確か11〜12歳だろ?)
オジサン
(嫌だねぇ。ボロボロだけど目は死んでない)
オジサン
(もうすぐだ。どこで誰を始末するかも決めた)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
(なまえ)
あなた
見て!もうA07-63!もうすぐね
エマ
明日の昼には着けそうだね!
レイ
(疲れた…昨日今日とオッサンは特に何も仕掛けてこない)
レイ
(何かするなら明日、ゴールディ・ポンド)
レイ
(恐らくオッサンはゴールディ・ポンドに行ったことがある。一体どんな所だ?何をしてくる?)
レイ
(策には落ちない。負けない。エマもあなたも俺が守る)
私達は火をおこし食料を焼いていた
(なまえ)
あなた
みんな無事元気でいるよね
レイ
(なまえ)
あなた
旅に出る前オジサンに言われたの。その判断は正しいかって
(なまえ)
あなた
言われなくても分かってる。でもふとした時怖くなるの。これで正しいのかって
(なまえ)
あなた
ゴールディ・ポンドに私達だけで来て良かったのか、フィル達を置いてきたこと
(なまえ)
あなた
ノーマンを見捨てたこと…
(なまえ)
あなた
振り返っちゃいけない。前に進まないといけない。でも怖いの
自分の理想が判断が仲間を殺す
その苦しみは分かってるはず___
エマ
エマ
レイ、あなた。私やっぱりオジサンと話したい。駆け引きなんてやめたい
黙って話を聞いてたエマが突然言った
(なまえ)
あなた
私も
レイ
!?
私達はオジサンの方へ向かった
エマ
オジサン、明日の前にはら割って話そう
(なまえ)
あなた
私達がオジサンを助ける
オジサン
は?

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