第2話

何気ない日常とデザート
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2020/03/17 05:28
※現パロ
※善夢同棲設定
「うわぁ、美味しそう」

善逸くんが持って帰ってきた小さな箱。中に入っていたのはシュークリームだった。

「あなたちゃん、ここのシュークリーム好きだったよね?」
「うん!ありがとう、善逸くん」

買ってきてくれた善逸くんにお礼を言って、私はシュークリームを一つ取り出す。
外はさくさくで、粉砂糖が塗されている。ごくりと自分の喉が鳴った。

「いただきます」

目の前のシュークリームに思いっきり齧り付く。…案の定、中のクリームが飛び出す。

「ははっ」
「何よう、これが醍醐味でしょ?」
「そうだね。よっし、俺も食べよっと」

そう言って、善逸くんもシュークリームに齧り付く。

「ほらぁ、どう頑張っても中のクリーム出ちゃうんだよ」
「だね、どうしたら綺麗に食べられるんだろう」

他愛ない話をしながら、シュークリームを食べる。
食べ終わる頃には2人ともクリーム塗れになっていて。美味しそうだね、なんて言って2人で笑った。

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