第4話

対人格闘の授業
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2018/08/01 14:16
サシャは対人格闘の訓練についてはよく分からなかった。 
私達は巨人と戦うのになぜ人と戦う術を学ぶのか。それが疑問だった。
きっと、多くの訓練兵が思ったに違いない。
ただ、1人だけやる気のある訓練兵がいた。
その名もエレン・イェーガー。
彼は初日に巨人を全て駆逐してやると言っていた。そして、ミカサの幼なじみ。昨日、ミカサにエレンのことを聞こうと思ったが、別の話に盛り上がり聞きそびれた。
エレン「対人格闘か…これも調査兵団に入るためだ!」
サシャはびっくりした。もう所属を決めていたとか(まぁそれもあったが)でなく、大体の人は憲兵団に入って内地で暮らしたいとか言っていた。なのに、調査兵団に入りたいなんて。
サシャ『まぁ適当にフラフラしておこう…』
コニー「お前、昨日教官の前で芋食べてたよな!」
サシャ「ええ!ちょうど頃合のいいものがありましたからね!」
コニー「おい!芋女!お前とは気が合いそうだ!対人格闘組まないか?」
サシャ「あ…分かりました…」
コニーは面白い人だった。サシャと性格もちょっと似ていて親近感も湧いた。

《2分後》
サシャ「えい!」
コニー「とぉう!」
2人はお世辞にも対人格闘術をしているようには見えなかった。
すると教官が来て、二人を怒った。
サシャ「なんなんですかね。あの人は。あんな性格だから禿げるんですよ!」
コニー「芋女!聞かれたらどうすんだよ!」
サシャ「いいじゃないですか!聞かれたって!もっと言ってやりますよ!」
コニー「ホントか?」
サシャ「(;-ω-)ウーン無理ですね!(キッパリ)」
2人は笑った。お腹の底から。

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