前の話
一覧へ
次の話

第11話

脱出
147
2019/03/10 07:28
サシャを助けたのはミカサだった。
1回分のガスで2体の巨人を削いだのだった。

サシャ「ミカサぁぁぁ」

ミカサ「怪我はない?」

ミカサはいつも通りのミカサだった。
ちょっとした違和感を除いては。

______________________________
数時間前

エレン「俺が…トーマスの仇を…!」

ミーナ「エレン!」

エレンはいきなり巨人に立ち向かって行った。

アルミン「エレン!」

みんながエレンに続く。みんな周りが見えていなかった―

エレンは片足を巨人に食べられた。
他にも次々と仲間が食べられていく。
アルミンは絶望した。決してこの世界を甘く見ていた訳では無い。
そして、自分はこうしている間に狙われるということも。
巨人がアルミンを持ち上げる。知っていたはずだ。食われると。でもなぜ抵抗しないのだろう。諦めていたのかもしれない。自分はこんな最期を迎えるものだと受け入れたのかもしれない。

結果としてアルミンは食われなかった。いや、食われはしたが巨人の胃に入らなかった。

エレンが巨人の口を押し広げている。
エレンの片足はない。エレンがアルミンを投げる。しかし、投げられたアルミンが手を差し伸べたが、エレンは巨人の口の中に入ってしまった。

_______________
……To be continued

プリ小説オーディオドラマ