マルコ「みんな、提案があるんだ。聞いてくれるかい?」
マルコが作戦を開示する。コニーはイマイチ理解出来ていなさそうだったが。
ライナー「巨人の弱点はもうひとつあって…こいつをケツにぶち込む。」
ジャン「ライナー、それがお前の最後の言葉になるかもしれないんだぜ?」
サシャ「あはは…」
とても笑う気分にはなれなかった。
マルコの作戦はこうだ。
まず、リフトを下ろし、10数人が銃でひきつけた巨人の目を打つ。
その内に運動能力の高い数名がうなじを狙う…。簡単そうに見えるが、立体機動装置にガスが入ってないので、攻撃は1回のみに限られる。
1人でも失敗したら、全員死ぬ。つまりそういう事だった。
リフトが下ろされる。運命の時は来た。
サシャはブレードを構える。合図とともにすぐに飛び出すためだ。
マルコ「打て!!!」
銃声が聞こえる。今だ。
しかし、サシャが振った刃は空を裂く。
サシャが地面に落ちる。巨人が迫ってくる。
サシャ「いや…すみません。後ろから…。」
サシャ「大変失礼致しましたァァァ!」
謝っても仕方ないが謝った。
目の前がいつの間にか。赤く染った時。
女であろうと、そんなに華麗なら、惚れてしまうことだろう。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。