俺はドアを閉めようとした
閉まりかけたドアをあなたが開けてこう言った
俺はあなたの言う通りだと思った
あ、そうか。俺がいとこにプロポーズした動画見たのか。
今はいとこはいとこだ。
あなたに好きになってもらいたいだけなんだ。
俺はそこからあなたと学校へ行き、
途中からモトキと合流した。
俺が邪魔のような空気になったが
いなくなるのはあなたに引き止められた
なんだかんだで学校についた
あなたは手を振って小走りで去った
何か変な胸騒ぎがする。
思わず立ち止まってしまった
モトキ目の前で好きなんて言えるわけがない
な、なんとか誤魔化さなきゃ・・・
俺はふと時計を見るともう着席の1分前だった
俺らは走って階段を上ってから教室に入ろうとすると
キーンコーンカーンコーン🔔
キーンコーンカーンコーン🔔
教室手前でチャイムがなってしまった・・・
どーしよ。怒られるしかないな。
モトキもそれを承知な顔をしていた
すると後から人影が来た
あなた?!
えっ?!ちょっと!おい!
あなたが俺らの背中を押してドアを開けて無理矢理入らされた
ってかなんであなたも教室に?!
教室のみんなの目線は3人へ向けられてる
もっとおかしいのが年下のあなたが教室に入った事だ
そして先生の目線も・・・
あー終わった〜笑笑
正直に言うか・・・!
あなたは廊下で俺とモトキにむかって
ピースをしてウィンクをした
そんな事したらモトキの前で赤くなるだろ・・・/////
それからはいつも通り授業を受けた
その時はまだあんなことがあるなんて
分からなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!