炭治郎siten
この女の鬼は上弦の零といった。
俺の知る鬼の中で
1番怖いと思えた鬼だった…
すごい威圧…
怖い
その言葉が何度も頭を横ぎった
だか怖いと同時に俺はもう1つの感情を抱いた…
美しい
上弦の鬼は怖いと同時に美しかった。
たがそんな感情を抱いたつかの間…
やはりその鬼は上弦の鬼と俺は自覚した…
殺気だけでも怖いのに
こちらに敵意を持ち殺しに向かってくる。
それこそ、俺は
死の恐怖を感じた…。
この上弦の鬼は只者じゃない…
そう…本能が言ってる。
俺は死を覚悟した…。
たが幸いな事
夜が空けそうになり上弦の鬼が帰っていった。
たが不思議な事に
この上弦の鬼は最初に会った時から最後まで
とても悲しい匂いがした…。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。