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第23話

おかえりなさい
『だって…ワタシはセシアの1部だかラ…』


その言葉が頭の中で反復される。



そう。カノジョは私の1部。

私の長い間忘れていた力___


カノジョと私は切っても切り離せなくて

カノジョは私自身でもあって____



そして私はある事実を思い知る。



嗚呼…私は…大切な私自身を否定してたんだ。



目の縁が熱くなり、頬に雫が伝う



私は今までどれだけ酷いことをしたんだろう

カノジョを一方的に切り離して

記憶の彼方に置き去りにして

都合のいい時にだけ頼って

それでも最終的には否定してきた



「 ごめんなさい …私あなたに…。」


『 エ … ? 』



「 今まで 一方的に切り離して…
私、あなたが怖かった 。
認めてしまったら私が私じゃなくなる…
そんな気がしていたの … 」


「でも違う… あなたは私の1部だもの 」


『 …セシ…ア ? 』



今更 許してなんて言わない

私がワタシにしてきたことは事実だから。


そして私がカノジョに出来ることは

ただ一つ




「 おかえりなさい 」




私はあなたを肯定する