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第14話

神よ
それからしばらく経ってのこと。


夜に溢れるような殺意に見舞われるようなことはなくなって、夜になると気を失ったかのように眠れるようになった。


どんな風の吹き回しなのか。


あの苦しみなんてなかったかのようだった。

久しぶりにぐっすりと眠れたようだった。


しかし、体は重く鉛のようだった。

自身では力を戻した反動だと思い,わすれることにした
けれど、ある日の夜。

なかなか眠れなかった。


常に無音だった空間に、突如草を踏み歩く足音が響いた。



こっちに何者かが向かってきている。



この朽ちた教会に私がいることがしれてしまったのか?



私は裏に隠れて,身構えた。



しかし違った。

その足音は教会に入り、膝まづいて手を固く結び、叫びにも似た願いを述べた。


「神よ、お願いします。
どうか、どうかこの悪夢を終わらせてくださいませ。あまりに酷い。なぜ…なぜ種族が違えど愛し合う男女が……命を奪われねばならないのでしょう?」