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第8話

Anonymous
自分の可能性にうっとりした。
それと同時に恐怖した。

魔力警察すら叶わないほどの魔力。

そんな大層なものが私に扱えるのか。
もし暴走でもしたら?それに……
私は一体何者なのか…。

ぐるぐると考えていると、また激しい頭痛に襲われた。


アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


頭の中で誰かが高笑いした。


マダきヅかないノ?

きミの ショうタイにサァ…?


正体?気づかない?
違う、私は…私は……。


私は…。




私……は…。











何度も思い出そうとした。

何度も探した。

何度も記憶を遡った。











それでも出てこなかった。









私の 名前 が。














そう。生まれてこの方、名前を呼ばれたことがなかった。

正確には、本名で呼ばれたコトだ。

私は「アノ」と呼ばれていた。
Anonymous(アノニマス)の、アノ。

院長先生が、付けてくれた呼び名。
院長先生
いつまでもアナタでは可哀そうね…。
……嗚呼、そうだわ。
アノにしましょう。今日からあなたはアノ。
Anonymousのアノよ。
Anonymous…。匿名や無名といった意味。

呼び名を貰った当時は嬉しかった。

でも、今はアノなんて呼び名は大嫌いだ。




ほォら…はやくワタシをミトめて?

キみ の ホントのすガタをさ。



耐えきれない頭痛に、私は気を失った。