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第26話

これからは

「セシアには色々と役割があるからね
これくらいの事は出来てもらわないと…」


「……役割?」


シルヴァンは遠くを見つめながら話し始める


「そう…役割。
僕らは運命を背負わされる。
吸血鬼を憎み,恨み,そして殺す…。

それが簡単にできるのが
ダンピール…またはダンピーラ。」


「…だからあんなに簡単に……。」


「そう。僕らには吸血鬼を殺す才能がある。
これは吸血鬼にとっては悪魔のような存在
人間にとってはのどから手が出るほどに手に入れたい力。」


「っ……悪魔の子、天使の子…ってことね」


「1部ではそう呼ばれているみたいだね。
僕らは、吸血鬼にも人間にも狙われている
吸血鬼に捕まれば殺されるし、
人間に捕まっても良いようにされるだけ…
これからはみんなが敵になるんだ。」
「でも!
私達なら魔力警察だって倒せるじゃ…」


「魔力警察ごときが強いと思ってるの?」


シルヴァンは私の言葉を遮るように
強く言い放った


「魔力警察は鍛え上げられているけど、
所詮は下級な吸血鬼。
純血や真祖とは比べ物にならないんだ!」


そんな話をしていると、
朽ちかけた教会の外に先程とは違う足音がする。

私達が気がついた時には
脆くなったドアは蹴破られ、
教会の中には魔力警察が津波のように押し寄せてきた。

先程のシルヴァンとの戦いなのか、
本来の力を戻した反動なのか
私の魔力はほぼそこを尽きていた。