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第41話

夜も深く

「僕はね、生きるために人間も吸血鬼も利用して生きてきたつもりだよ。
自分のいいように利用して、命を奪ってきた…
酷いって思うかな?セシア」


シルヴァンはセシアに背を向けたまま呟く
けれどその質問にどう返すのが良いのかとわからず、セシアは答えられずにいた。すると


「ごめん、こんなコト聞かれても困るよね。
でも、少なくともダンピールはそういう運命なんだ
それだけは理解しておいた方がいいよ」


再び…いや、これからも向き合わなくてはならない
ダンピーラとしての運命
セシアよりもずっと早くダンピールとして
生きているシルヴァンの言葉は重かった


「うん、わかってる…つもりよ」


少し自信がなさげな曖昧な返事をするセシアに
シルヴァンは優しく微笑むと


「さぁ…夜も深いし、なれない力の使い方して疲れただろ?寝よう?」


といって、セシアに手を差し伸べた


「そうだね、ゆっくり休むことにするよ」


そしてセシアはシルヴァンの手をとると
椅子から立ち上がり、お互いの部屋へ入る


『おやすみなさい、いい夢を…』