第7話

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2022/05/19 05:58



とにかく、この場から

逃げ出そう!それが一番だ。

(なまえ)
あなた
それも含めて、
これから話しましょ?
(なまえ)
あなた
今日じゃなきゃ時間がない
って言ったのあなたじゃない
ジミン
ジミン
あ…、あぁ…うん。
ヌナ、ごめんね?



しゅんとなる"演技"をする彼。


キャバ嬢はというと、

状況においてかれて

私と彼をキョロキョロ見てた。


だから、そんな彼女に

ニコッと笑いかけた。




私は眠いの、

早く終わらせたいの。

いいよね?いいでしょ?


そんな気持ちを含んだ笑み。



(なまえ)
あなた
彼女さん?ごめんなさい。
そういうことだから、
ジミンとはまた今度にして?
え…あの…
(なまえ)
あなた
……ね?
……

有無を言わさない雰囲気にした。

ジミン
ジミン
あ、ジアちゃん、ごめんね?
また連絡するからね!



でも、不安。

この子のさっきのヒステリック見てるから。


なんか、襲ってこないよね?

恐る恐る見ると、

…、ジミンを責めないで。
(なまえ)
あなた
え?…
お姉さん、怖いから、
あんなにジミンが萎縮してる…
いやたぶんそれは

あなたが怖いからよ。



ジミン、何かあったら言ってね?
私、なんでもする!稼ぐわ!
そして、あなたに貢ぐから…



貢ぐ?……はぁ?


言葉が出ない。


ジミン
ジミン
うん!ありがとう。
ジアちゃん、大好きだよ


私はまた、後悔した。

なんで、こんな男を助けたのだろう……




彼は、ニコッと笑いかけて、

彼女を抱きしめた。




そんなことするから、

こんな可哀想な女の子が生まれるんだ…




ため息が出た。







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