__ JIMIN side __
僕の一日は、朝から最悪だった。
自分でしでかしたのだが、寝坊して。
そして、メンバーと、
「タリョラバンタン」を撮影。
ゲーム形式で負けた人は罰ゲーム。
今回は、後片付け全部。
それに僕は負けて、
みんな早々と帰っていく中、
1人で掃除をした。
友達のテヒョンもこの後予定があるって帰ってく。
くそぉ……、
掃除の鬼になってやる!!
燃えて片していると、
いつもいない番組のプロデューサーが通りかかる。
あの人から、毎回ご飯に誘われてた……
やばいなあ…、隠れ……
とまぁ、見つかって。
マネージャーに目で助けて
って合図を送ったけど、
ごめんってポーズで返されるのは、
もうやりようがないってことだと思う。
僕はあれよあれよと連れて行かれて
なぜか、キャバクラまでも……。
そして、キャバ嬢に付き纏われた。
いつものように穏便に
ファンにも気付かれないように。
僕らの鉄則は、それしかない。
そしたら、最後の最後に面白い出会いをした。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。