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第1話

beginning ____ ☪︎
私の両親は、私が物心ついた時から喧嘩ばかりしていた。





仕事の事なのか、教育の事なのかはよく分からなかった。




ただ、喧嘩しないで、と思っていただけだった。




小さい時はよく遊んでくれて、ご飯も一緒に食べた。











だけど。







私が中学生になった時から両親は喧嘩ばかりするようになった。





顔を合わせれば喧嘩。








父は、有名な美容系会社の社長だった。





母は、IT企業の課長。





両親ともに仕事が忙しく、私は滅多に会えなかった。





家には一人ぼっち。





ご飯も1人で食べに行った。




父が毎月机に置いていったお金で。




















┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







ある日







母「 どうしてそうなるのよ!? 」









父「 そんな大声で叫ぶなよ!お前の声で近所から迷惑だと言われたんだぞ!! 」












親が今日も言い合いをしている。




そんなに喧嘩するなら、離婚すればいいのに。




そう思いながら、耳を塞ぐ。









母「 貴方があんな事言うからでしょう!? 」








父「 お前はどうしてそう人のせいにするんだよ… 」









母「 これは事実でしょう!! 」









父「 …はァ








母「 どうしてため息をつくの?! 」










父「 本当に……お前とはやってられないよ 」









母「 …どうしてよ、私の何が悪いのよ…!! 」









母「 もういいわ。仕事に戻ります 」










そう言って母は玄関ドアを勢いよく開けて仕事場に戻って行った。









父「 …本当に、疲れるな… 」









あなた「…お、お父さん」









父「 あなた…、なんだ、聞いてたのか 」










あなた「聞いてたというか、聞こえたの」









父「 あれほど叫べば聞こえるな、 」









鼻でふ、と笑いながら言った父。



久しぶりに会話したかもしれない。









あなた「あの、お父さ」










父「 父さんな、この家出ていくよ。 」









あなた「……え?」









お父さんが、出ていくの…?




嫌だよ、そんなの。




そしたら、私、











何も無くなるじゃない。




あのヒステリック女とろくに喋れたことないのに。





いつもお父さんとしか会話した事ない。









だってあの女、












私を産んだ人じゃないもの。