〜あなたside〜
10:00に駅待ち合わせだけど、
楽しみすぎて10分早く来ちゃった
でも、付き合ってるフリだからね……
付き合ってるフリっていうのはBTSしか知らないから
グクと一緒にいるとこarmyにバレたら本当にやばいな……
わっ、いた……
お願いだから今グク来ないでよ?
ぎくっ!
armyが私を睨んでくる
だろうね……
armyが取り残されてる……
グクに手を引っ張られている……
にしても
グクの
俺呼び
初めて聞いたな
気がついたらグクの家に着いてた
すごい、綺麗に片付いている……
あれ、私どうしてグクの家に呼ばれたんだっけ?
あ、そーだ料理教えてもらうんだった
そう言われて私はスクランブルエッグをつくった
良かった……
痛いところをつかれた
そう言われて出てきたのはりんご🍎
スパッ
切ろうとしたけど滑ってりんごが転がっていった
グクはそういい笑った
グクが背後から抱きしめるよあに私の手に手を添えた
いや、グクの吐息が、すぐ聞こえる
振り返るとグクの顔が目の前に
チュ
頭がパニック
私は走ってグクの家を出た
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。