ドンッ!!!
目を瞑っている間、すごく大きな音が鳴る。
私は優がひかれたんじゃないかと思い、怖くて目が開けられない。
怖い、怖い、嫌だ、嫌っ!
私は何度も何度も心の中でそう思った。
でも、恐る恐る目を開けてみると、
やっぱり優は倒れていて、おばあさんも倒れていた。
あなた「優、優、優ッ!」
あなた「誰か、救急車お願いします!救急車!誰か!」
周りにいた人「僕救急車にかけます!」
5分後
あなた「あ、救急車!」
周りにいた人「良かったです」
あなた「ありがとうございました」
周りにいた人「いえ」
私は優と一緒に救急車に乗った。
おばあさんはもう一台の救急車へと乗った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。