第33話

片思い 正門
あなたちゃんは何かあるとLINEをしてくる。








いつも同じ文面で。








You
なあ、よしくん





まただ。








甘える時だけ都合よく、よしくんと呼ぶ。








正門
どーしたん?






それにいつも喜んでる自分がいることを








認めたくない。








You
今日会える?
正門
ええで。家おいで
You
7時には行く
正門
待っとる。






家の掃除をしてあなたが来るのを待つ。








あなたのすきなココアも用意して。








また彼氏の話をしてくるのだろうかと思うと








体が重くなる。









_________ピーンポーン











きた。そう思い玄関のドアを開ける。









You
んへへえ、きちゃったあ
正門
おお、酔ってんなあ。





ふらっふらのあなたの腕を引きながら








ソファに座らせる。








正門
外寒かった?
You
…少しだけ、ね
正門
そっか。
正門
ココア持ってくるな




いつも通り今日も終わるなと感じていた。








あなたの頭に手を置き、くしゃっとしたあと








いつもならキッチンに向かう。








今日もくしゃっとしたあとに足の向きを変えると








You
まってよ





その手をゆっくり握られた。








You
なんで、?
正門
え?
You
ばかなん、ほんま自分
You
…彼氏なんてもう半年もいないよ
正門
え、だって、先月も
You
会いにくる口実がないからやん、ばか
You
気づけ鈍感
正門
いや、それは気づかんわ。
正門
でもはっきり言ってくれな
正門はわからへん。
You
毎回演技して来るんは
大変やった、笑
You
良規が好き。
正門
うん。
You
え、それだけ?
You
てかこっち向いてや
正門
嫌や。今はだめ。
You
なんで?
正門
にやけてる。絶対
You
ええんちゃう?あなたには
見せても
正門
あんなあ。お嬢さん



理性が吹っ飛んでしまった。























正門
あんま煽らんといて?
俺何するかわからへんで?
You
やから、ええよ。
良規やったらなんでも。