前の話
一覧へ
次の話

第5話

5話
278
2018/12/30 10:39
うわぁ……どうしましょうか…バレたらやばいです、ヤバいです

ーーーーーおにいちゃんーーーーーー
少女 おにいちゃん……おにいちゃん……!!
黒の影が体育館全体をおおった
赤司 なんだ?
青峰 なんだこれ?黒い影?
赤崎だけには聞こえていた
自分が死んだ時、僕のことを思ってキセキの世代の皆さんたちを鬼ごっこに誘った女の子の声が
おにいちゃんと言い探している声が
すると電気も消え窓ガラスがパリンと割れた
黄瀬 なんなんスカ!これ
赤司 とりあえずみんな集まれ!
緑間 今日は最悪なのだよ…
紫原 さいあくー
ねぇ!テツヤおにいちゃん!いるんでしょ……?
赤崎だけに聞こえた
泣いている声に近い声が
少女 テツヤおにいちゃん……どこ……?
赤司 白いワンピースの女の子…
黄瀬 テツヤ…おにいちゃん……?
皆にも姿が見えたのであろう
声が聞こえたのであろう
桃井 テツくんは……もう…
少女 違う…テツヤおにいちゃんはどこかに居る…必ず見つける…
貴方…違う
あなたも違う……
あなたもあなたもあなたも違う……
あなたも……
なら……?
少女は僕の方に向いた
少女 テツヤおにいちゃん……
赤崎 僕は赤崎俊です。テツヤって誰ですか?
僕は知らないふりをした
赤司 そうだ、この子は赤崎俊だ
少女 違う!!!!!!!
ガラスが全て割れた
風が強く吹いている
少女 テツヤおにいちゃんは貴方……
赤崎 だから違います
少女 テツヤおにいちゃん……?どうしちゃったの…?
赤崎の方に向かって少女が微笑みながら近づく
少女 私の手冷たいでしょ……?
赤崎 …

プリ小説オーディオドラマ