これは、ちょっとやばめな私の過去のお話。
~5年前~
私は障害を持ってる。
それは、吃音だ。
吃音は、言葉がどもってしまう、詰まってしまう障害。いまは、治療方も、原因もなにも分かっていない、とても残酷な障害だ。
私のお兄ちゃんは、左目が余り見えない。
事故に会ってしまい、何回も手術した結果、少し見えるようになったけど。
この子は私の妹。もうすぐで小学2年生になる。
私とお兄ちゃんと妹だけじゃない。
お母さんとお父さんもいる。
だけど、私のお母さんとお父さんは結構やばいのだ。
私が小さいときからお母さんはリスカして、お父さんは、違う女と遊んだりして、とにかく昔からやばかった。
そして、私の妹、ななみは、すこし精神障害。
お母さんが、リスカしているところや、誰かがケンカしているところを見ただけで、とてもパニックしてしまう。
お金は重要ある。だけど、いつか無くなるかも知れないから、私達は節約して生活しているんだ。
お兄ちゃんは、もう成人を迎えたから一日中家にいるけど、私が帰ってきたらバイトをして、私はその間お母さんの面倒をみている。
正直言って、とても面倒くさい。
お父さんも一ヶ月家にいないときがほとんど。
だけど、私はそれがうれしかったんだ。
私はお父さんが大っ嫌いだからね。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。