次の日。
今日は、店は休み。
今日は、百花屋で働く物達の着物を新調する日
布は、人気によって値段が違ってくる。
人気があれば、布も高く良いものになる。
耳飾りなどの、宝石も格が違って来る。
皆が、ワイワイとどの布にするか選んで居ると。
針子の三つ子の3人娘が、雅楽の所に来る。
雅楽は、鬱陶しい女共が来たと心底思った。
それは、今ある布の中で1番高い物。
顔を膨らます3人娘。
顔を見合わせる3人娘
雅楽は3人をにらむ。
3人娘は、逃げる様に出て行った。
雅楽は、ワインの入ったグラスをとり。
ワインを一気に飲み干す。
ひととうり、布なども決まり、
店の中を歩いて居る月。
フッと、窓から外を見る月。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。