東天に、無理をするなと言って居るが。
東天のすべてを、まるで蜘蛛がとらえた獲物を
ゆっくり食べて行くように。
食べて行く月。
肩で大きく、ため息を着く万
万は店を閉める様に、従業員に告げる為に
部屋を出る。
1人になった雅楽は、
部屋にある籠に入った蝶に目をむける。
籠を開けると、飛んでいく蝶
ひらひらと。
飛んでいき、月の前でとまる
月は、雅楽の居る部屋を見上げる。
店を閉める。
やはり、東天は金を用意出来なかった。
最後までしつこくねばり続け。
無理矢理店を、追い出された。
月は湯に浸かり。
着物を着替え。
雅楽の部屋に行く。
月は、椅子に腰掛ける。
月は、雅楽の膝に座り
キスをする。
髪を撫で、瞳をとうり月の唇をなぞる
そして、口の中に指を入れる。
月は、舌を出して雅楽の指を舐める
指を抜き、
雅楽は舌を、月の口にさしこむ。
唇をはなす
雅楽は、月の腰紐をほどいていく。
月の顕になった肩に
少し歯をたてる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。