第12話

10話
40
2022/09/14 05:35
月が、
百花屋に買われて1年。

月の成長は、目を見張るものだった。

美しさに磨きがかかり。
百花屋に来て、1年後の話。

12歳

月を初めて店に出した時。
今までで1番の、客の指名が入った。


この国では、
ほとんどの物は、黒髪に黒い瞳だ。

月の、
白い光輝く糸の様な髪。
宝石の様な、青い瞳。

外見だけでも。
興味の対象だ。

だが、近くで容姿を見て月に
心を一瞬で奪われる物は、多いにいた。


それからまた、2年。
月、
お前は、何歳になるんだ?
月(つき)
今14です。
2ヶ月後に、15になります。
そうか
客の目を、真っ直ぐ見る月
月(つき)
今日は、ゆっくりして行って下さいね。
あー
お前と居られるなら、いつまでも居るさ。
月(つき)
ありがとうございます。
客に、
酒をつぐ。

その、
1つ1つの立ちい振る舞いが。
いっそうと、美しさを際立たせていた。

プリ小説オーディオドラマ