第47話

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2021/07/03 02:52







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🐯
🐯
 え ? 髪染めたの
 そんなびっくりする ? 















いや 、そこじゃない 。


そこじゃないんだよすにょんくん 。







… あと 、髪色のトーンがそこまで
変わってないから正直あんまりわからない 。…


























(なまえ)
あなた
 い 、いつから待ってくれてたの … 
🐯
🐯
 ん ? … あ 、そうだ !
 俺まだ夕飯食ってない 

















誤魔化し方が下手くそ過ぎるにも程がある 。






もしかして電話かけてくれた時から ?


        ってことは 、2 0分前から ?!





























(なまえ)
あなた
 風邪引くよ !
 早く部屋入って 












自然と彼の手を掴んで引っ張っていた 。












いつも温かいすにょんくんの手のひらが冷たいのは 、ずっと待ってくれていた証拠だ 。

















振り返ると 、幸せそうにこちらを見てくるすにょんくん 。
























🐯
🐯
 んふふ 
(なまえ)
あなた
 …… もう 








手を繋ぎながら 、鍵を取り出し急いで部屋の扉を開ける 。
















🐯
🐯
 お邪魔しまーす 











呑気にそう言っているすにょんくんの方を見ると 、
彼はのんびり靴を脱いでいる 。














そんな彼に小言を言おうとしたのに 、

ふふっと笑われてしまった 。

























🐯
🐯
 この前とは逆だ 。俺があなたに 
 風邪引くって怒ってたのに

















… この前 、
と言われると玄関での出来事を思い出す 。





そう言えばあの日もこんな風に手を繋いでたな 、
なんて思いながら離そうとした手のひらを 、
また掴まれてしまった 。




















































🐯
🐯
 今日はあなたの
 キムチチャーハン食べれる ? 








本当に 、
クォン・スニョンという人はずるいと思う 。

そんな表情で見られたら 、誰だって心拍数が上がってしまう 。






























(なまえ)
あなた
 うん 。作ってあげるから 
 早く上がって
🐯
🐯
 お ?まじ ?!ヤハーーーー !!!!!! 




















う 、うるさいです ……………











耳を塞ぐために彼の手を離すと 、今度は楽しそうにふはは 、と笑っていた 。

















… 確か冷凍してあったご飯と 、作り置きしてあるキムチがあったはず 。


キムチチャーハンなんて簡単に作れるのに 、そんなに楽しみにしてくれてたのかな 。
















2人とも手を洗う 。私はそのままエプロンをつけた 。








すにょんくんは私の料理している姿を
じっと見てくる 。




























🐯
🐯
 お ~ 本当に料理してるんだ ~ 
(なまえ)
あなた
 なにそれ 、どうゆうこと ? 
🐯
🐯
 いや 、俺宿舎で人が料理
 してるの全っ然見ないから 。 
🐯
🐯
 料理してるのを見るのが 
 久しぶりでさ
(なまえ)
あなた
 たまにはお弁当以外も 
 食べないとダメだよ
























































物珍しそうに見てくるから 、
少し緊張してしまう 。













それでも何とかいつも通りにご飯を電子レンジで解凍して 、彼と話しながら料理を進めていった 。


































































🐯
🐯
 あなた 、お酒の匂いする 
(なまえ)
あなた
 あ 、ごめん 、お酒臭かった ? 






















フライパンから手を離して彼の方を見ると 、
さっきよりも近い距離に彼がいた 。





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