第3話

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2021/05/28 12:55
ウッ…ウッ、ウッッ…ウッ…
声を押し殺しながら泣く誰か

それは、誰か私は知ってるんだ

だって鏡の前に映る人だから
響夜
響夜
何がッいけな、かったッのッッ…
私はただ"嘘"をつかれたくないだけなんだ

泣いても泣いても涙は止まらなくて

涙はずっと、ずっとこぼれ落ちてくる

どんなに叫んでもただ声が枯れるだけで

その後はただ喉が痛いだけ
響夜
響夜
私はッッ…傷つき、たくッ…ないだけでッッ
【誰か、私を…助けて……】
____________________
響夜
響夜
お母さん、おはよう
お母さん
おはよう、あなた(ニコッ
(何でこんなに無表情なの気持ち悪い)
私は何時からだろう笑わなくなったのは

それからはいつも通りご飯を食べて

いつも通り顔と歯を磨いて制服に着替えて

そしていつもの様に
響夜
響夜
行ってきます
お母さん
行ってらっしゃい(ニコッ
(邪魔だから早く行きなさいよ)
母親の声が聞こえてくるそれと一緒に心の声も聞こてくるだから、私はいつもの様にヘッドホンをする

ヘッドホンを被って音楽を聴くと心の声も聞こえなくなるから楽になる

そうなん事を思いながら学校に向かって歩いていたら学校に着いていた

いつもの様に校門を潜って下駄箱に自分の靴を入れて教室に向かって歩く

教室に着いたら自分の席に着いて授業の授業をしながら音楽を聴く

それからはチャイムが鳴ってホームルームが始まる、先生の話は何時もよりも長くて退屈だ
先生
さてと、君達はだいたいの
進路はヒーロー志望だよね
そう話を続ける先生の話を聞かずに寝ようとする
先生
それに今回は雄英高校志望の響夜の事を期待している先生はいっぱい居るからな応援してるぞ
そう言われると皆から視線が集まってきた

ヘッドホンを外せば分かる本音
『雄英って偏差値75以上の所行くとか流石』

『相変わらず、ウザ』

『絶対無理だろう、てか落ちろよ』

『彼奴がヒーロー志望とか無理すぎ』

『絶対に落ちるだろう』

『あれがヒーローとか最悪じゃん』
皆、表では
「凄いね」

「あなたなら行けるよ」

「通ったら学校初じゃね?」

「あそこ目指すとか私は無理だよ」

「あなたは流石みんなと違うね」

「あなたってヒーロー志望とか将来有望だね」
私を褒める人達

だけどそれは表上だよね?

だけど、私も私で嘘をつく
響夜
響夜
ありがとう、頑張るね
そう言ってヘッドホンを被る

私は私を偽って楽しいのだろうか?

ふと思った事、だけどそれは昔からやってる事

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