第11話

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2021/07/26 12:00
相澤消太
つくづくあの入試は…合理性に欠くよお前のような奴も入学出来てしまう
「消した…!!あのゴーグル…そうか……!抹消ヒーローイレイザーヘッド!!!」
そう言うと回りがザワザワし出して聞こえてくる心の声が増えてきて眉間に皺が出来た

人がいる所なんて来たくないんだよ

だって心の声がヘッドホンからも聞こえてくる

ゆっくり目をつぶってヘッドホンの上から耳から塞ぐように手を置く何も聞こえないように

個性をコントロール出来るようにしようと思ってもコントロールが出来なくて

皆の心の声が段々と私の心の中に浸透してくる

この世から消えてしまいと少し思ってしまう
相澤消太
見たとこ…”個性”を制御できなんだろ?また行動不能・・・・になって誰かに救けてもらうつもりだっか?
「そっそんなつもりじゃ…!」
相澤消太
どういうつもりでも周りはそうせざるを得なくなるって話だ
暑苦しいヒーロー・・・・・・・・が大災害から一人で千人以上を救い出すという伝説を創った
暑苦しいヒーロー

それってオールマイト
相澤消太
同じ蛮勇でも…おまえのは一人を助けて木偶の坊になるだけ緑谷出久お前の”力”じゃヒーローにはなれないよ
夢を追いかけるだけじゃあ、意味が無い

半端な夢を追いかけるなら

辞めさせた方が良い

これはあくまでも私の考え

なら、私は…
相澤消太
”個性”は戻した…ボール投げは
2回だとっとと済ませな
少しだけザワツキがおさまった

緑谷出久、君を見ていると

自分が嫌になってくる

希望に満ち溢れたその目に嫌気がさす

緑谷出久は何かブツブツ言いながらボールを
相澤消太
見込み
投げた
相澤消太
ゼロ……
一部だけに力を集中させて放った

何か、個性使い慣れてない

まるで個性をベタ踏みしている感じだ
緑谷出久
まだ…動けます
相澤消太
こいつ……!
「やっとヒーローらしい記憶が出したよー」
確かにその通りだ

ヒーローらしい結果が出たのはやっとだ

だけど、これは考えすぎかもしれないけど

緑谷出久の個性は…誰かに渡されたものなのでは

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