※タイトルの表記変えます🙇♀️🙇♀️
祥生side
ここは、ある病院だ。
僕の目の前にある大きなガラスの向こうには、
男が沢山のチューブに繋がれて眠っている。
?「祥生、僕の弟治るの、?」
その男の兄である彼は、縋るような表情をした
祥「……多分、意識が戻る見込みはほぼない」
?「…そっか、ねぇ、どうしたら治る?」
祥「今の医学じゃあ、治せないよ」
?「ッ!酷いよッ!なんで、僕の弟が…グスッ」
彼の綺麗な手が整った顔を包む
涙を流していた
?「何としてでも、治さなきゃ、」
?「誰かを殺してでも……」
.
1ヶ月後
.
祥「ねぇ、今裏で有名な"なんでも治せる血"って知ってる?」
?「……なにそれ、」
祥「世界に何人も居ないぐらいの貴重な血液型なんだって。」
祥「その血液があれば、なんでも治せるらしい」
?「ほんと、?」
?「じゃあ、何としても手に入れなきゃ。」
?「祥生も、手伝ってよね。」
祥「言われなくても分かってるよ、
拓実くん___________
ねくすと
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!