第39話

👽
942
2020/08/10 03:33
あなたside











u
u
……は!!



目が覚めた









……どこよ、ここ






私が連れてこられた部屋には、大きな機械や木



の箱などが沢山置いてある部屋だった





動こうにも手足が縛られていて、動けない







……どうしよう、どうやって逃げる?






そんな事をずっと考えていると、足音がした














??
あ、起きたの?
??
……って、口塞いでるから喋れないね



その男はゆっくりと近づいてきて、口のテープ



を剥がした










??
これで喋れるね、
??
君、井上あなただよね?
u
u
……そうですけど
??
なんで連れてこられたかわかる?
u
u
……あんた、何者?
??
ああ、名前言ってなかったね





















僕の名前はね、













"宮島優心"だよ_____









u
u
ミヤジマユウゴ、、?
聞いたこともないな
宮島優心
宮島優心
まあ、わかんないだろうね、
実際会ったこともないし
u
u
なんでこんなこと……
宮島優心
宮島優心
わかんないかな?
君の血が欲しいんだよ
u
u
やっぱり、、
宮島優心
宮島優心
でもね、君を生きて返す事が出来ないんだ。
今日あったこと喋られちゃ困るし
なにより信用出来ない
u
u
……
u
u
私の血を何に使うつもりなの
宮島優心
宮島優心
君の血ってさ、ほんとになんでも治せるんだよ? 末期のガン、先天性疾患、脳の病気……
世の中には知られてないけど、裏じゃ有名だよ。
宮島優心
宮島優心
自分の病気を治したい金持ちのクズや世界中のセレブが喉から手が出るほど欲しがってる。
宮島優心
宮島優心
そういう奴らはその血が手に入るならいくらでも払うんだよ。 5億も10億も!!
僕は金儲けがしたい。ただそれだけ。
宮島優心
宮島優心
僕のいる組織は他の奴に頼んでたみたいだけど、一向に殺せないし、それどころか血すらも持って帰れない。
宮島優心
宮島優心
だから、僕が独断で来たんだ。
宮島優心
宮島優心
君を殺しに。





私は彼の話を黙って聞いていた。


でも、一つ気になることがあった









u
u
あなたの言う組織って、何?
宮島優心
宮島優心
表向きは世界有数の大企業だけど、裏じゃ金儲けのためになんでもやる。
そういう組織。
u
u
……最低やね
宮島優心
宮島優心
……最低ね、ふふっ
金さえあればなんでも買えるんだよ。
命も、心もね。
宮島優心
宮島優心
僕や裏の世界にいるやつはだいたい親に捨てられ、裏切られ、生きるか死ぬかの世界でしか生きられなくなったやつばっかりだよ。
そいつらは金にすがするしか方法がなかった。
宮島優心
宮島優心
僕らは欲望に忠実なだけ。
u
u
だからってこんなこと許されるわけない!!





彼は顔をしかめた







宮島優心
宮島優心
はぁ、喋りすぎたみたいだ。
宮島優心
宮島優心
もう血抜いちゃおう。
u
u
……ッ!
ふざけないで!
宮島優心
宮島優心
僕は至って真面目だよ。



そう言いながら、ポケットから注射器を取りだした。







注射器の先が光って少し恐怖を感じた


宮島優心
宮島優心
ちゃんと病院で使われるやつだから。
安心してね。
u
u
そういう問題じゃないの!!
私は!死にたくない!!



無駄だと思うが、抵抗してみる










宮島優心
宮島優心
あ、そう。
💉プスッ
u
u
痛ッ!!



私の気持ちは彼に全く届いてないようだった。


宮島優心
宮島優心
ふぅ、これでよし。
 




カチャッ






銃口が向けられる








恐怖で涙が出てきた















……殺されるッ!!

宮島優心
宮島優心
じゃあ、バイバイ
u
u
まっt





📱ブーブー








宮島優心
宮島優心
電話だ。
宮島優心
宮島優心
君のか。




そう言って私のスマホの方に歩いていく







宮島優心
宮島優心
ん……?
鶴房汐恩??



!!!

汐恩だ!






宮島優心
宮島優心
ああ、あいつか。






何を思ったのか、通話ボタンを押した。








宮島優心
宮島優心
もしもーし???
鶴房汐恩
鶴房汐恩
……お前、誰だよ。
宮島優心
宮島優心
えっと、Orβitっていえば分かる?
鶴房汐恩
鶴房汐恩
は……もしかして、宮島?
宮島優心
宮島優心
そそ!
初めましてだよね?
鶴房汐恩
鶴房汐恩
どこにいんだよ
鶴房汐恩
鶴房汐恩
あなたは?
宮島優心
宮島優心
ここにいるよ~
宮島優心
宮島優心
あ!ビデオ通話にしてあげよっか
私にスマホを向けてきた。






喋っていいってこと??


この人は一体何考えてんの……?
鶴房汐恩
鶴房汐恩
あなた?!
u
u
汐恩!!!!
鶴房汐恩
鶴房汐恩
大丈夫か?!
何もされてないん?!
u
u
だ、大丈夫!
鶴房汐恩
鶴房汐恩
すぐそっち行くからな!
u
u
うんッグズッ



安心して涙が溢れてきた




鶴房汐恩
鶴房汐恩
おい、宮島
宮島優心
宮島優心
なにー?
鶴房汐恩
鶴房汐恩
どこにいるのか言え



汐恩は怒っているのか、ドスの効いた低い声になっていた。





鶴房汐恩
鶴房汐恩
どこにいんのか教えろって言ってんだろ!!!
宮島優心
宮島優心
もー、そんな怒んないでよ~
宮島優心
宮島優心
じゃあ、場所教えてあげるね。
その代わり、電話切ってから3分ごとにこの子の手足ぶち抜くから。
3分までに来れたらぶち抜くのはやめてあげる。




この人イカれてるッ!!





鶴房汐恩
鶴房汐恩
……わかった。




その後、彼は汐恩に住所を言い、電話を切った








宮島優心
宮島優心
さあ、王子様は来れるかな?




























ねくすと







長すぎて作者も何が何だかわかんなくなってきました((殴

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